14日夕方、参院特別委員会で、教育基本法「改正」案が、野党の反対を押し切り、自民党・公明党によって採決されました。
衆議院の通過したときよりも、問題が積みあがっているもとで、「審議が尽くされた」として、採決を行った。
ほんとにひどい政治が行われている事に、怒りをもちます。
あらためて、現在の教育基本法が生かされる教育の実践が大切だと思います。
現在の教育基本法は、1947年3月31日に生まれました。
それまでの教育は、「大日本帝国憲法」と共に「教育勅語」(教育二関スル勅語)の下で行なわれ、最後は、天皇と国家に忠誠し、個人の価値や生命が軽く扱われるものでした。
戦後、「これはだめだ」と、
1946年に制定された『日本国憲法』の「恒久平和」「基本的人権の尊重」「国民主権」「民主主義」などの理念にもとづいて、一人ひとりが大切にされ、人権が尊重される教育のもと、「人格の完成」(教育基本法弟1条)を目的にしています。
子どもと教師と親がいっしょに信頼関係にもとづいて、子どもが持っている能力をすべて生かす共同の教育を実現することです。
この教育基本法を「新しくする」という政府ですが、現在の教育基本法の“どこが問題なのか?”との根拠はいまだ示していません。
安倍首相の「教育改革」の中身はどうでしょうか?
1つは、教育に国家権力が無制限に介入できるようになること。憲法は、国民が主人公。だからこそ、教育は「国民によって」行われることが大切なんです。それが、政府の都合の良いように行おうとしている。
2つは、「全国いっせいの学力テスト」です。学校間の順位をつけて、平均点の悪いところから、良い学校に予算配分を移す。学校の選択性で、競争と格差を広げる。弱いところは、廃校もかまわない。
3つは、「教育の目標」に20を超える徳目が並べられ、「愛国心」を強制することです。子どもの心に踏み込んで、国が考える人間像に仕立て上げる。
「タウンミーティング」での世論誘導の「やらせ発言」や、形骸化する公聴会など、民主主義が壊されています。法案を提出した政府(大人)が、教育の現場では教えることの出来ないことをしている。いちばん「規範意識」が無いのが、安倍首相と政府です。
政府は、明日の参院本会議で成立をしようとしています。
防衛庁の省に格上げで、「海外派兵を本来任務」にする、憲法を変えて、「自衛隊を自衛軍に」する。
といいますが、戦争が可能な日本と、そのために「命を捨ててもかまわない」という若者を育てようとする。
「時代にあった人間をつくる」といいますが、国にとって都合の良い人間作り。
そんな未来では、子どもが不幸になるだけです。
明日の採決をなんとしてもとめるために、全力で頑張りましょう。
参考資料:
「日本共産党の志位和夫委員長が行った抗議の演説」
「【アピール】公述人・参考人として教育基本法案の徹底審議を求めます」

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