「なんぼ、働いても残業代が出なくなる?」
財界(日本経団連など)から“ホワイトカラーエグゼンプション”の導入が要求されていましたが、16日安倍首相は、「今の段階では、国民の理解が得られていない」と、1月末の国会への提出は断念しました。
今の労働時間の規制は、1日8時間、週40時間以上働いたら、割増賃金を払うことになっています。
“働きすぎ”ない様に、法律で規制をしてます。
“ホワイトカラーエグゼンプション”は、その規制を無くすのです。
しかし、安倍首相は導入への理由をこう言います。
「長く働いたら残業手当がもらえる仕組みを変えれば、自由度が増える。家で過ごす時間が増え、少子化対策、家族との時間が増える」といいます。
「ほんとでしょうか?」
これを聞いて、そもそも、労働基準法の意味を知っていっているのかと思ってしまう。
「8時間働かせなさい」という規制ではなく、「8時間以上、働かせてはいけない。」という規制なんです。
ここを安倍首相は、大きく取り違えている(わざと?)と思います。
労働政策審議会で使用者側委員のザ・アールの奥谷社長は、「過労死も含めて自己管理であり自己責任の問題。――自分でつらければつらい、休みたいと主張すればいいのに、それもしない。」(週間東洋経済1/13号から抜粋)と言ったそうです。
出ました、“自己責任”という言葉。
企業にこそ、責任があると思います。
わずかな時間で納期を求められる。日々、追われるように働く。結果、過労死(カローシ)や過労自殺や、その一歩手前の方が多いのです。
こんなものを導入すれば、“長時間労働”が合法化されてしまうだけです。
いま、何が必要でしょうか?“働くルール壊し”の政治ではありません。
今の労働基準法をしっかりと企業に守らせることが必要だと思います。
サービス残業をやめさせる事、年次有給休暇の取得率を引き上げる事など、働いている人を守るために、やるべきことはたくさんあります。これこそ、家族との時間を増やすことにつながります。
“ホワイトカラーエグゼンプション”は、絶対に理解の得れるようなものではありません。法案提出さえもさせないように、「働く人を守れ」の声を広げていきたいと思います。

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