前々回にアップした、「無言館」に訪れた次の日「松代大本営」に行ってきました。
恥ずかしながら訪れるまで、「松代大本営」のことはあまり知りませんでした。もともと行く予定ではなかったのですが、宿泊した菅平高原から1時間ほどで行けることがわかり、「日本の戦争の歴史を知る事ができるかも」「なかなか長野まで来ることも出来ないし...」となり、行くことに。
その後の知識も含めて、まず「松代大本営」とは何なのか?
アジア・太平洋戦争で優勢だった日本軍も、敗戦が濃厚になってきた中で、大本営(天皇のもとで作戦をねり、戦争を指揮する日本軍の最高司令部)を守るためのシェルターとして「松代大本営」が計画されましたそうです。そして、本土決戦を行うことと、絶対主義的天皇制(天皇を頂点とする国家体制)を維持しようとしました。
1944年11月11日から1945年8月16日までの9ヶ月間、長野市松代町の三つの山(象山・舞鶴山・皆神山)を中心に工事が進められました。詳しく知りたい方は、「松本大本営の保存をすすめる会」のホームページも参考に。
今回は、公開(無料)されている象山地下壕に行きました。総延長は5845mになるらしく、そのうち500mが歩けました。

地下壕を歩きながら、いろんなことを考えました。
「なんのために、こんな地下壕をつくったのか?」「その大本に日本が進めた戦争がある。」「ここで多くの方が犠牲になっている。どんなに激しい労働だったんやろうか?」等など...。
工事は1日2・3交代制で従事させられ、労働者の延べ人数は300万人にものぼったそうです。そして、朝鮮人労働者も多くいたようです。工事中に、爆発事故や病気で亡くなったり、負傷したりと多くの方が犠牲にもなりました。


戦争で、最前線に行かされる兵士や、戦争のため働く人は一番立場が弱い人。そして、犠牲になるのも、罪の無い市民、青年や、子供、女性、お年寄り...です。
一方、戦争を「~~のために行なう正しい戦争」と正当化し、進める政府や軍部は、後方で命令をしながら自分の命(自ら)を守るための行動をする。
どんな戦争も。今も続いているイラク戦争でもそうです。
いろんな形で、戦争の事実、過去の歴史を知ることがありますが、それを将来にむけてどう生かしていくかが、問われます。自民党、民主党、公明党が競い合って進めようとしている、“憲法を変えること”が、その答えでしょうか?
私は違うと思います。